樹脂用潤滑剤
NOXLUBはNOKクリューバーの登録商標です。(商標登録1625094、5652781号)
特長
1)樹脂(プラスチック)に対して優れた耐摩耗性を発揮するため、
しゅう動を伴う樹脂部品の摩擦を減らし、摩耗を抑制し、部品の長寿命化に貢献します。
2)多くのゴム、樹脂(プラスチック)に使用可能であるため、ゴムや樹脂に悪影響を与えません。
特性
樹脂は、軽量化のニーズの高まりや、材料技術の進化もあり、ギヤなどの機械要素へ使用される機会が増えています。樹脂は一般的に摩擦係数が小さいため、無潤滑で使用される場合もありますが、潤滑剤を使うことで更なる摩擦・摩耗の低減が可能になります。ただし、樹脂に潤滑剤を使用する場合は、悪影響を与えないものを選定する必要があります。樹脂に悪影響を与えず、樹脂部品のパフォーマンスを最大化する樹脂用潤滑剤をラインナップしています。
評価試験
振動摩擦摩耗試験
振動摩擦摩耗試験機を用いて、樹脂同士がしゅう動した際の摩擦係数を測定することで、潤滑状態の確認を行いました。
試験結果より、他社品は試験全体を通して摩擦係数が安定しておらず、試験時間50時間を経過した後は特に摩擦係数が不安定となる結果になりました。「NOXLUB」TL 1013は、他社品と比較して摩擦係数が低く、また安定している結果になりました。「NOXLUB」TL 1013を使用することで、樹脂部品の低摩擦化、摩耗抑制、長寿命化が期待できます。
【試験条件】
接触形態 : 線接触/すべり
試験材 : POMシリンダ、POMディスク
負荷 : 20N
温度 : 室温
振動数 : 20Hz
振幅 : 2mm
時間 : ~70Hr
樹脂応力試験(オリジナル)
潤滑剤と樹脂の相性を確認するために、樹脂応力試験を実施しました。
樹脂試験片(100mm×25mm×2mm)の中心部が高くなるように円柱を設置し、試験片に応力を加えました。応力部に潤滑剤を塗布し、室温で乾燥させた後、70℃の恒温槽内に100h静置しました。静置後、外観状態から、割れやクラックの有無を確認し、潤滑剤と樹脂試験材との相性を確認しました。「NOXLUB」TL 1013は、実施したいずれの樹脂においても割れ、クラックの発生がありませんでした。
〇:割れ・クラックなし、×:割れ・クラック発生
採用イメージ
■コピー、プリンターなどのOA機器のプラスチックギヤ
■自動車補機、電装品のプラスチックギヤ
■消音を目的としたプラスチックギヤ、プラスチック部品
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